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青葉山新キャンパス 
新キャンパス構想の経緯
History

片平・雨宮地区等の移転に関わる新キャンパス整備大綱 厚生環境計画:厚生環境等の整備

(平成11(1999)年10月19日評議会において承認)

1. 基本方針
 充実した福利厚生施設や生活関連施設は、教育・研究活動を側面から支えるとともに活性化を促す上で重要であり、学生・教職員等の健康的かつ快適なキャンパス生活の実現と学部、研究科、研究所、教育研究施設等が教育研究の機能を十分発揮できるよう維持管理体制の整った環境の整備を図る。なお、新キャンパスに整備する厚生施設等は、川内および現青葉山キャンパスとの連携を十分考慮する。

(1)生活環境
 キャンパス環境は、全ての教育・研究活動の基盤であり、知的創造活動を促す多様なコミュニケーションの場やキャンパス生活を支える生活関連施設に民間資本の導入も考慮するなどして、充実した生活環境の整備を図る。
(2)文化・スポーツ環境
 レクリェーション活動は、創造的な教育・研究活動の活性化や健全で快適なキャンパス生活にとって重要であり、スポーツなどの心身のリフレッシュのための施設の整備、および市民開放をも考慮した文化施設の整備を図る。
(3)交流環境
 キャンパスは知的創造活動と知的資産を共有する場であり、学生・教職員、国内外の研究者、市民および企業等との交流が円滑に行える環境の整備を図る。

2. 生活環境

  1. 仙台市東西線・青葉山駅(仮称)周辺のセントラルコアのショッピングモールおよび新キャンパス中心部周辺のサテライトコアには、民間資本の導入も考慮し、大学に関連する専門店や生活関連施設(郵便局、銀行、食堂、喫茶店、コンビニ等)、診療施設(心身ケアセンター等)などの誘致を検討する。また、バリアフリーにも十分配慮し、充実した生活環境の整備を図る。
  2. セントラル/サテライトコア

  3. 学生・教職員が進んで教育研究活動にいそしむことができ、異分野の学生・教職員も快くコミュニケーションが図られるような学生自習室、セミナー室、ラウンジ、会議室等の快適なオフィススペースを整備する。
  4. 各種福利厚生施設については、現青葉山地区および川内地区の施設数とともに利用者の数量的な兼ね合いを考慮し、質・量ともに見合った施設とし、市民と大学との接点としての施設の在り方についても併せて考慮する。
  5. 学内食堂は、食事時間帯以外の空き時間を、学生用控室、喫茶室、集会室等にも利用できる多目的施設として設置する。

3.文化・スポーツ環境

  1. 学生・教職員等の心身のリフレッシュのため、スポーツ施設(テニスコート、アスレチック施設、グラウンド等)や文化施設(展示ギャラリー、地形を利用した屋外ステージ等)の整備充実を図り、快適な文化・スポーツ環境を創り出す。
  2. キャンパスの屋外環境は公共的空間とし、自然環境と調和した広場、展望台、休息スペース、散策路等の整備を図り、憩いの場を創り出す。
  3. ゆとりと潤いのある豊かなキャンパス生活を実現するための福利厚生や課外活動施設等は、川内および現青葉山キャンパスとの連携や効率的運用に配慮して整備する。
  4. 文化・スポーツ施設の立地場所および規模は、その利便性と併せ既存施設の統廃合についても検討のうえ、市民開放も意図したものとし、開放時間や交通アクセスについても十分考慮する。

4.交流環境

  1. 教育・研究の活性化を図るために、国際会議、講演会、演奏会等の市民開放をも意図した文化活動施設やオープンスペース等、多面的な文化交流の場の整備を図る。
  2. 大学関係者のみならず国内外の研究者等との交流の促進と、情報交換の場としてのファカルティクラブやゲストハウス等の施設の整備を図る。また、学生間の交流、あるいは地域社会を含めた広く世界的な交流のための施設や多様なコミュニケーションの場としてのスペースの確保についても検討する。
  3. 留学生の勉学・研究活動は、本学関係者はもとより数多くのボランティア団体等によって支えられている。日本語および日本文化・習慣等の理解の重要性からも地域社会との交流が不可欠であり、留学生と学生・教職員および市民等との交流の場の整備についても検討する。