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青葉山新キャンパス
緑のキャンパス
Campus Landscape

>キャンパスマップ

 ランドスケープ・アーキテクチャーとは、その地域における気候、風土、植生、地形、景観、交通、歴史、その他の様々なデータ、整備する施設や屋外環境等の建築的な要件等を総合的な見地から検証し、その敷地に最も相応しい整備計画を策定するものです。
 青葉山新キャンパスでは、青葉山の豊かな自然環境に十分に配慮した計画とするため、国内の大学で初めて世界的なランドスケープアーキテクトであるSasaki Associates.Inc(米国 ボストン)を起用しました。
 このマスタープランの中でキーとなるランドスケープの要素は、建物によって規定されたオープンスペース群と敷地中央に位置する「ユニバーシティパーク」と名付けた広々とした自然のエリアです。 ユニバーシティパークは、樹木に深く覆われた峡谷と遠くまで広がる素晴らしい眺めを持つ高台を包含しており、歴史的資源やオープンスペースと同様、1つの重要なキャンパスの魅力となっています。
 青葉山新キャンパスのランドスケープ上、重要な役割を担う各オープンスペース群をご紹介します。   

ランドスケープデザイン

ユニバーシティ・パーク

 ユニバーシティパークは、キャンパスの中央、竜ノ口沢を取り囲む広大なオープンスペースです。 樹木に深く覆われた峡谷と遠くまで広がる素晴らしい眺めを持つ高台を包含しており、歴史的資源やオープンスペースと同様、1つの重要なキャンパスの魅力を作り出しています。
 2008(平成20)年には市民・企業の募金により、仙台市営地下鉄東西線の整備に伴い伐採予定だったケヤキのうち、9本がユニバーシティパーク内に移植されました。

ステーションプラザ

 学外からの来訪者が、最初に大学のアカデミックな空間と出会う、青葉山キャンパス全体の顔として位置づけられたのがステーションプラザです。
 新キャンパス全体のゲートとなる、この空間は地下鉄青葉山駅と一体的なデザインを行なっています。 地下鉄出入口をサンクンガーデンと一体化することで、ユニバーシティパークへの視線を遮らない構成としています。また、イベント開催時には活動の場とすることが可能な設えとなっています。
 ステーションプラザからキャンパスコモンズ、ユニバーシティパークへは連続的な空間として整備しています。
 プラザに面して店舗及び全学共有施設を想定しており、一般市民と学生・教職員が集い、語らい、憩うことのできる賑わいの場です。
 今後ステーションプラザに面して、インフォメーションセンターなどを整備します。

キャンパスモール

 新キャンパスのメイン動線となるキャンパスモールは、竜ノ口沢に沿って配置され、ユニバーシティパーク・キャンパスコモンズと一体となった、緑とにぎわいあふれるキャンパスライフの中心の場です。活気やにぎわいが伝わるように設えた研究・教育施設群を、キャンパスモールに面して配置しています。キャンパスモールのユニバーシティパーク側には、モールのにぎわいを引込むように青葉山コモンズなどを配置し、キャンパスモールの街路空間を豊かにします。
 緊急車両や学内バスなど一部車両通行を可能としますが、原則は歩行者優先道路とし、建物と一体となった広場的空間として極力段差を設けず整備しています。既存青葉山キャンパスを踏襲し、新キャンパスにおいてもケヤキを主体とした並木による豊かな街路空間を創出しています。
 将来的には、東に延伸していくことを計画しています。

キャンパスコモンズ

 キャンパスコモンズは、キャンパスモールに沿って展開する芝生の広がりのある空間です。視線を遮らない程度のマウンドを散策路沿いに設け、シークエンスに変化を与えます。また、キャンパスコモンズ内の樹木はあまり密度を高くせず、ヒルトップへの気持ちの良い眺めを生み出しています。
 キャンパスコモンズに面して生活支援サービス施設などを配置し、屋外の食事や語らいなどの憩いの場とします。
 またキャンパスモールとキャンパスコモンズの境界には、ベンチとして利用できるシートウォールを設け、にぎわいを創出しています。

S字道路

 敷地の起伏を活かし、丘の裾野をぬっていく三居沢に面した緑地に沿って配置された緩やかな上り勾配の道路です。
歩くに従いユニバーシティパークからヒルトップへの眺望が変化する、豊かなシークエンスを持っています。
 各街区内にはS字道路との間に緑地や広場などのオープンスペースを確保し、施設内のにぎわいを受け止める憩いの空間とします。 特にキャンパスモールの正面に当たる部分は、デザイン的に配慮された特徴あるランドマークとして建物をデザインしています。

ヒルトップ

 ヒルトップは、ユニバーシティパークに面した高台に位置し、キャンパスを一望できる豊かな眺望を持つ、芝生の広場を中心とした交流の場です。 また、キャンパス内の各所から見える景観上重要な場所であり、新キャンパス全体のランドマーク性を持った外観デザインの建物を計画します。

イノベーションスクエア

 サイエンスパークを訪れる人を迎える広場であり、学生・教職員との産学交流の場となるよう設えます。
 歩道をイノベーションスクエア内に取り込み、街区全体を公園のような設えとします。
 カフェテリアは北側に寄せて配置し、南側にまとまったオープンスペースを確保します。自然環境を味わうことが出来る、飲食スペースとミーティングスペースなどを設置します。