青葉山新キャンパス計画

  • 概要
  • 環境調和型キャンパス
  • 青葉山の自然
  • 環境アセスメント
  • 環境分析
  • フレームワークプラン
  • マスタープラン
  • ランドスケープ
  • サイエンスパーク
  • 構想検討の経緯
  • 新キャンパス整備基金

青葉山の自然

 青葉山は仙台市の中心部から西に数キロの距離に位置しながら、豊かな自然が現存する希少な場所です。
 歴史を遡ってみると、藩政時代には仙台城の御裏山として竜の口渓谷とともに天然の要害を形成しており、伊達政宗はこうした恵まれた自然地形も築城する上での大きな要因にしたようです。
 当時の御裏山は、現在本学の附属植物園となっており、モミの天然林が広がっていることから国の天然記念物に指定されています。この周囲にもコナラ林やアカマツ林が広がっていることから、青葉山一帯には多くの森林性鳥類が生息するなど、豊かな生態系が維持されています。
 ここでは、特に自然度の高い本学の附属植物園を中心に、青葉山一帯に生息する動植物の一部をご紹介します。

植物

ユウシュンラン(ラン科)

ユウシュンラン(ユリ科)
 小型の多年草です。茎は直立し、高さが20〜40cmほどになります。ギンランの葉が退化した変種で、茎葉は無いか、もしあっても鱗片状です。また花被片相互の間に隙間がみられるなどの特徴もあります。北海道から九州に分布しますが、やや稀です。

動物

オオタカ(ワシタカ科)

オオタカ(ワシタカ科)
 北海道から本州の広い範囲で生息しています。餌を狩る時に見晴らしのよい木陰に留まり、獲物を見つけると一直線に襲いかかります。「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」で希少種に指定されており、捕獲や譲渡等が禁止されています。