△開発可能エリアとゾーニング
比較的平坦な土地形状となっている旧ゴルフ場のフェアウェイを中心に開発エリアを設定し、造成を最小限に抑えます。また、当面は開発を行わないものの、将来的な開発に慎重に対応すべきエリアとして開発調整エリアを敷地南東部およびヒルトップ周辺に設定します。
竜ノ口沢周辺の中心部は、大学のシンボルとなる市民開放型の公園をユニバーシティパークとして整備します。これを取り囲むようにアカデミックゾーン、サイエンスパーク、スポーツ・将来拡張ゾーン、実験フィールドを配置します。
新キャンパス中央部の竜ノ口沢の保全緑地を含めたエリアをユニバーシティパークと設定し、自然環境と調和した開放的な空間とします。さらに、環境を享受する散策路、スポーツフィールドなどを設け、より広く一般に開放します。
ユニバーシティパークの北側及び西側の区域にアカデミックゾーンを設定します。アカデミックゾーンは、地形に応じて設定される3つのエリア(セントラルエリア・ウエストエリア・アッパーエリア)で構成されます。青葉山キャンパスとの連続性に配慮し、主に研究・教育施設、全学共用施設などが立地するゾーンとして計画します。
適度な独立性を保ちながら、アカデミックゾーンと隣接した、まとまりのある土地を確保できる区域として、用地南西側にサイエンスパークを設定します。
平坦な土地が集約して確保でき、研究・教育施設への影響が少ない区域として、南側にスポーツゾーンを設定します。スポーツゾーンには体育館、テニスコート、陸上競技場、多目的グランドを配置し、地域開放を視野に入れた計画とします。
実験フィールドには実験圃場(植物系、動物系)及び関連施設を計画します。アカデミックゾーンとの機能的なつながりと臭気などに配慮し、植物系をアカデミックゾーン西側、動物系をスポーツ・将来拡張ゾーン東側に配置します。