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川内キャンパス
緑のキャンパス
Invaluable Nature of Sendai

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川内の自然

 川内地区は、広瀬川が作り出した河成段丘上にあり、川内キャンパスのある平坦な段丘面と、仙台城や東北大学植物園のある急峻な丘陵地からなっています。 この川内地区を境にして、西側は奥羽山脈へ続き、東側は広瀬川を挟んで仙台平野が広がっています。
 南側には深さ60mにもなる「仙台のグランドキャニオン」として大変有名な竜の口渓谷があります。 仙台城や植物園がある丘陵地は古くから「青葉山」と呼ばれ、いくつもの沢が流れ多くの急斜面や崩壊斜面が分布しています。 また、竜の口渓谷は、約400万年前後の地層が観察でき、そこでは様々な動・植物の化石を見ることができます。
 このように変化に富んだ複雑な地形が、川内地区の自然を豊かなものにしています。

竜の口渓谷の地層

竜の口渓谷の地層
約400万年前後の地層やその中に埋もれた貝化石や亜炭を観察することができる
(写真提供:東北大学総合学術博物館 撮影:根本 潤)

都心外縁の緑地の一部としての川内キャンパス

 川内キャンパスは、藩政時代、川内地区には仙台城二ノ丸が位置しており、青葉山地区は仙台城の御裏山(現在の東北大学植物園)から奥羽山脈へと繋がる山林となっていました。
 現在も広瀬川、青葉山と一体となった市街地に隣接する「杜の都」仙台の貴重な緑地となっています。
 また近隣には宮城県美術館、仙台市博物館、仙台市国際センターなどの文化拠点も集積されており、散策コースとしてもおすすめのエリアとなっています。

川内散策コース

川内キャンパス周辺散策コース案内
(クリックすると大きな画像が開きます)

東北大学植物園【天然記念物「青葉山」】<川内キャンパス〜青葉山キャンパス>

 天然記念物「青葉山」(東北大学植物園)は、川内地区でもひときわ自然が豊かな場所です。
 この地は仙台城の「御裏(おうら)林(ばやし)」にあたり、仙台城築城以来約400年間、人手が入ることが少なかったため、仙台地方の丘陵地に本来成立するモミ林を中心とした原生に近い森が広がっています。 都市近郊にこのような森が存在することは非常に珍しく、杜の都仙台の象徴といえるでしょう。
 植物園としては日本で初めて天然記念物に指定されました。公開施設となっており、一般の方も豊かな自然を楽しんでいただけます。
 青葉山の植物についてはこちらから
 青葉山の動物についてはこちらから
  (キャンパスマップ C 31 植物園本館より入園)

潜在植生図


日本列島の潜在植生図
(日本の植生 宮脇昭 編 1972の図の改変)
青葉山は、常緑広葉樹林帯と落葉広葉樹林帯の境界領域にあり、モミ、アカマツ、イヌブナ、コナラ、カシ類などが高木層を占める多様な森となっている
(クリックすると大きな画像が開きます)

モミ林

青葉山のモミ林
樹齢200年を超える巨木が数多く生育している

川内プラザ<川内北キャンパス>

 川内北キャンパスは主に1,2年生が過ごすキャンパスです。休み時間には、川内プラザは多くの学生でにぎわいます。
 秋の学園祭ではさまざまな部活動、サークルの展示やイベントが開催されるキャンパスの中心となるオープンスペースです。

川内プラザ 川内プラザ 川内プラザ 川内プラザ 川内プラザ 川内プラザ

川内駅前広場<川内北キャンパス>

 2015年の仙台市営地下鉄東西線の開業に伴い、川内北キャンパス内に川内駅が設置されました。
 これに合わせて、駐車場となっていた駅前の空間をもともとあったケヤキ並木を生かした広場として再生し、川内キャンパスの新しい玄関口にふさわしい交流スペースを整備しました。

川内駅前 川内駅前 川内駅前 川内駅前

中善並木<川内南キャンパス>

 川内萩ホールと附属図書館の間の通りには桜の並木が続き、春には美しい光景を見せます。学生や教員の他、家族連れの方もこの桜の下で楽しむ様子が毎年見られます。
 この並木は、学生と教員との絆によって生まれました。(「まなびの杜 1998 春 No.2」)

中善並木の桜

千貫沢

 キャンパスの中央を広瀬川へと流れる沢。豊かな緑がキャンパスに彩りを添えています。
 川内キャンパス中央の丁字路付近には仙台城二の丸造営時に堀をつくるために設けられた土橋のための石垣が残っています。

千貫沢 千貫沢石垣

緑色:保存樹木・記念樹 黄緑色:オープンスペース等