青葉山から広瀬川にわたる自然・文化・歴史と調和した「大学の顔」の形成
地下鉄東西線整備と連携した歩行者中心の公園型キャンパスの創出
初年時教育の場にふさわしいアメニティの向上を目指した施設整備
を基本的な考え方としたマスタープランに則り、キャンパス整備を図ります
オープンスペース計画
1. 大きく4つのゾーンにまたがるキャンパスをつなぐ十字型のオープンスペースを骨格として、学生生活の場となる屋外空間のネットワークを形成します。
- 1-1:プラザ〜中善道路の南北軸に沿い快適な交流空間を充実させる
- 1-2:千貫沢沿いに、自然環境に親しめる交流空間を整備する
2. 駅や周辺施設との連携を促すオープンスペースを創出します。
- 2-1:川内駅前とそこから南に繋がる並木道を川内キャンパスの玄関にふさわしい交流スペースとして整備を図る
- 2-2:萩ホールと国際センターの連携を強化するため、旧扇坂を歩行者通路として整備する
3. 緑や歴史と調和した景観を創出します。
- 3-1:北側境界部分では、地下鉄工事等により減少した緑の再生を図る
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施設計画
1. ゾーニング計画
十字の骨格によって分けられる4つの地区を教育・研究ゾーン(南・北)学生活動ゾーン、公園ゾーンと位置づけます。
南側のゾーンではでは埋蔵文化財保護のために新たな開発を控え、北側のゾーンにおいて効率的な施設整備を図ります。
2. 建物デザイン
建物の配置とボリュームの計画に当たっては、青葉山から広瀬川へ連なる景観の連続性を遮らないものとします。
主要なオープンスペースに面した建物は開かれたファサードを形成し、建物内外の活動が相乗効果で高まるような計画とします。
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交通計画
1. 動線計画
自動車動線を敷地外周部に集約し、キャンパス中央部を歩行者優先スペースとします。
- 1-1:南キャンパスの主たる自動車出入口を中善道路沿いから図書館北西側へ移設することが望ましい。ただし実施する上で右折による侵入の安全性などの検証が必要である
2. 駐車場・駐輪場計画
自転車とバイクの駐輪場を分離し、駐車場とバイク置場は外周部の自動車動線に沿って配置します。
- 2-1:体育館北側および文系厚生施設東側に駐輪場を整備する
- 2-2:地下鉄開業後は学会社の駐輪場利用が考えられるため、ステッカー貼付け等による管理を検討する必要がある
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