新キャンパス基本構想パンフレットはこちら(PDF 32.5MB)
4つの理念
理念1.まちづくりと連携するキャンパス
この計画は、市内に分散するキャンパスを青葉山・川内地区に統合して、学都仙台を継承した新しい時代に対応した学術文化拠点づくりを行おうとするものです。
そして『学術文化拠点」と既存市街地の『商業業務拠点」との接点には、仙台の新しいセントラルパーク(広瀬川河畔・西公園・仙台城址・青葉山公園・附属植物園)とでも言うべき一大オープンスペースが位置します。
これらを結ぶ地下鉄東西線を学生、教職員の日常の足として位置付け、公共交通を積極的に利活用するモデルキャンパスとします。
理念2.自然と調和した環境共生型キャンパス
青葉の森緑地、竜ノ口沢、附属植物園、仙台城址、青葉山公園、広瀬川河畔などの自然環境の保全に寄与し、また大学をユニバーシティパークとして整備することによって、新たな緑の創出・育成に努めます。
杜の都仙台の重要な緑地帯である青葉山一帯の自然環境と調和したキャンパスデザインとします。
リサイクルと省エネルギーに配慮したシステムを導入し環境への負荷を最小にします
理念3.地域との交流が広がる開かれたキャンパス
市民、学生、職員がともに交流し憩うことができる場として、環境に配慮した公園型キャンパス「ユニバーシティパーク」を整備します。
市民、産学官との多様な関係の発展のために整備を図ります。
理念4.有機的に連続した一体型統合キャンパス
今日の地球規模の諸課題に対応するため、基礎科学と応用科学、そして人文社会科学と自然科学の枠を越えた、異分野の刺激に満ちた総合的で一帯的なキャンパスを目指します。
総合大学としての特性を十分に発揮しうる有機的に関連した施設配置とし、新しい機能の創出に努めます
新キャンパス基本構想
方針1. 自然環境を活かした親"緑"キャンパスの整備
骨格の設定及び土地利用の方針
・急斜面及びまとまった緑地帯を保全します
・街路樹の補植等により既存の緑とのネットワークを拡充・補完し、適切な空間スケールに分節された、緑豊かなキャンパスを創出します
・太陽光、地熱、風、水などの自然エネルギーを利用したシステムを導入し、環境負荷の少ないモデル的なエコキャンパスを実現します
方針2. 竜ノ口沢支流の自然を囲むユニバーシティパーク
基本的な環境計画
・青葉山東キャンパス(工学部)のケヤキ並木の流れを受け、青葉山駅から西へ青葉山キャンパス全体の骨格軸(キャンパスモール)を設定します
・次に竜ノ口沢支流の自然を囲むようにコの字型のアカデミックゾーン(研究・教育施設ゾーン)を設定します
・アカデミックゾーンの周りに運動施設ゾーン、圃場(農場)ゾーン等を配置し、キャンパス周辺との緩衝帯とします
・新キャンパス南東部に将来拡張ゾーンを確保し現時点では予測不可能な新たな施設需要に対応します
方針3. 歩車を分離した安全で快適なキャンパス
道路網整備の方針
・安全性と快適性を確保するため、車道と歩道は明確に区分します
・自動車の乗り入れは原則としてサービス道路までとし、その内側は歩行者優先エリアとします
・駐車場はサービス道路に沿った中規模分散型とし、ゲート近傍に設けます。また、キャンパス内交通システム(学バス等)と一体的に整備します
方針4. 将来の適応性に富んだ連携・交流型キャンパス
建物配置の方針
・部局感の連携が図りやすい、連続した建物配置とします
・大型/特殊実験施設はサービス道路沿い(ゾーンⅡ)に配置し、上部に研究室を重ね、敷地の有効活用を図ります
・将来的な施設需要の増加には、ゾーンⅠ/Ⅱ内に増築スペースを確保するとともに、サービス道路対面のゾーンⅢを将来増築スペースとします
・キャンパスモールに面する建物は低層部にパブリックな機能を配置します
・セントラルコアには全学共同利用施設や事務局長者、文化施設、ショッピングモールや厚生施設等の整備を図ります
・サテライトコアには移転部局の共用施設群(講義室、会議室、図書室、食堂等)を配置します
統合移転の概要